イスラエル発のラジオ波美顔器・トライポーラ『STOP V』を使ってみました。
最新の「トライポーラRF」というラジオ波で肌のキメやハリを整え、さらに微電流で表情筋を刺激して、引き締まった肌へと導くDMAモードも搭載しています。
お値段はなんと75,900円の高級美顔器……!
ということで、日本総代理店のアーリーバード株式会社さまよりブログ用にレンタル提供いただきました。
お借りした品ですが、いいと思ったところもちょっとイマイチだと思ったところも正直にガンガン書いていきます。
このページの目次
STOP Vってどんな美顔器?
トライポーラ『STOP V』はイスラエルの美容機器メーカーPollogenが開発した美顔器です。
イスラエル=美容?
と、あまりなじみがありませんが、Pollogenは全世界約60カ国に業務用エステ機器を販売しているのだそうです。
RF(ラジオ波)+DMA(表情筋トレーニング)両方を搭載
トライポーラ『STOP V』は、RF(ラジオ波)とDMA技術の両方を搭載した美顔器です。
- RF → ハリ、ツヤ、キメ
- DMA → 表情筋、目尻
RF(ラジオ波)はエステサロンや美容系クリニックでも使われている高周波の電波技術の一つです。
温めることによって温めた部位の肌環境がよくなり、肌本来の美しさへと働きかけてくれます。
STOP Vでは最新の「トライポーラ式」と言われるRF技術が採用されており、従来のRFよりも効率のよいケアができるとされています。
また、DMAとはトライポーラ式のRFケアに最適化させたEMSのことです。
(EMSは電気刺激をあたえて筋肉トレーニングをおこなう技術で、フィットネスマシンなどによく採用されています。)
機能としてはEMSと同じく、微電流で表情筋を刺激するので、表情筋のトレーニングに有効です。
STOP Vを開封、同梱物は?
STOP Vを開封していきます。
海外製品ということでか、箱の表面はローマ字のみのおしゃれな雰囲気のデザインです。
わたしの手元に来たカラーはブルーでした。
上品で深みのあるきれいな青です。
こちらの色の他には、薄桃色のヌードピンクもあります。
本体にはダイヤモンドの形ようなキャップが付いています。
手のひらサイズで、どことなく変身ステッキのようなかわいさです。
キャップを外した状態です。
ヘッド部分には4つの電極が付いています。
電源アダプターと変換プラグも付属しています。
さすが販売が世界規模なだけあってか、多数の国に対応しているようです。
海外旅行のときにも持っていけますね。
日本国内で使う場合は、見慣れたAプラグのコンセントをセットすればOKです。
装着のやり方はアダプターが入っていたケースに記載されています。
専用ジェル
トライポーラの美顔器を使う際には、必ず専用ジェル(50ml 定価を使うように書かれているため、本体を使用し続けるには継続購入が必要になります。
一応、公式サイトの「よくある質問」を見ると、
代用いただけるものもあるとは思いますが、専用ジェルは安全性・効能を考えて作られているものですので、その他の商品での代用は極力お控えください。
との回答でした。
後述しますがRFモードではかなり肌が温かくなるので、安全性の面でも専用ジェルがやっぱり安心だとは思います。
専用ジェル
STOP V本体同様、専用ジェルもそれなりのお値段ですが、そのぶんしっかりとセルフケアしていくモチベーションにもなりそうです。
ユーザーマニュアルの内容は日本語で書かれているので安心です。
STOP Vを使ってみた!
STOP Vはコードレスの充電式ではなく、常時コンセントに繋いで使う美顔器です。
個人的にはコードがわずらわしいので残念なポイントでしたが、電源に繋いでいないとパワーが出ないのであれば仕方ないです……。
専用ジェルの使い方
顔全体をきれいにし、肌が乾いた状態で専用ジェル
弾力があって、粘度も高い、ムニョっとした透明なテクスチャーです。
写真は撮影のために腕にジェルを乗せていますが、顔に乗せるとじんわりと温感が広がりますが、温かいのが長く続く感じではありません。
ジェルを乗せた最初の数分だけです。
ジェルはトリートメントする部位にまんべんなく、薄く塗っていきます。
STOP Vはフェイス用美顔器ですが、まぶた、唇、耳を避けた顔全体と、のどを避けた首の両側に使用できます。
STOP Vの使い方動画も撮ってみました
ざっくりとですが、STOP Vの使い方も動画でまとめてみました!
実際の動作音や、使用の雰囲気も分かっていただけると思います。
RF・DMAモードはどんな使用感?
電源ボタンは長押しでON・OFFします。
モードの選択も電源ボタンを一回押すたび切り替わります。
STOP Vの各モードについて詳しく見ていきます。
グリーンライト1つ → LOW RFモード。
グリーンライト2つ → HIGH RFモード。
ブルーライト1つ → LOW RF + LOW DMAモード。
ブルーライト2つ → HIGH RF + HIGH DMAモード。
モードの強弱は、LOWとHIGHの2レベルから選択できます。
DMA(表情筋トレーニング)はRFとセットになったモードです。
どのモードも、基本的にはゆっくりと円を描くように本体を動かしてトリートメントしていきます。
トリートメント中は4つの電極全てが常に肌に触れているようにします。
1ヶ所で止めることなく、一定のペースで動かし続けます。
RFモードの感想
RFモードはLOWよりもHIGHの方が、少しだけ温かみが強い感じはありました。
本体はずっと動かしているので、離したくなるほど熱いとまではならないのですが、じんわりと暑くなって顔がほてっていきます。
夏場、冷房を弱めに効かせていた部屋でおこなったら、それまでは平気だったのに汗がにじみ出るほどでした。
動きを止めてしまうとかなり熱くなるので、しっかりクルクルと動かすことが大切です。
RF + DMAモードの感想
RF + DMAモードでは、RFモードの温かさがずっと続き、定期的にDMAモードの微電流が流れます。
このモードはあごのラインのみで使用することがおすすめされています。
というのも、DMAは気絶しない程度のスタンガンでバチッとやられた感じというか、強い静電気を当てられた感じで瞬間的にピリっときます。
LOW DMAなら平気だったのですが、HIGH DMAは思わず涙目になるほど痛い……。
LOWとHIGHの強さの差は結構あり、HIGHは一回で諦めたくなるレベルでした。
DMAモードは特に強いコンプレックスがなければ、使用しなくてもいいかなと思うほどです。
しかし、どうにかうまく使う方法はないのか、いろいろ試して見た結果。
あごのラインはあごのラインでも、あごの骨より顔面側なら痛い、あごの骨より首側ならまだ何とかいける!
ということが分かりました。
顔の表面は痛くてイヤだけど、外側の首に繋がる皮膚の方ならHIGH DMAもいけました。
あとは慣れもあると思いますが、DMAモードが痛いと感じる人は個人的には無理してまで使わなくてもいいと思います。
痛みに弱いと最初から分かっている場合は、DMA機能がなく、トライポーラ式RFのみを搭載した『TRIPOLLAR stop(トライポーラ ストップ)』も低価格でおすすめです。
使用感の感想まとめ
使用後に顔に赤みが出ることもあるそうですが、わたしは特に変化は出ませんでした。
日にちの間隔をあけながら7回ほどトリートメントはおこないましたが、期間が短いため、目に見える結果は正直分かりません。
ヘッドの電極が適度にゴリゴリして気持ちいいですし、血行もよくなっているためか、トリートメント後は毎回顔がスッキリします。
RFモードは気に入ったので、使い続けていけばハリに期待が持てるかなと思います。
ちなみに顔全体のトリートメントには約10~20分かかるようでしたが、ぶっちゃけそんなに長く使うのは面倒だなと思いました……。
鏡を見ながら1部位ずつ丁寧におこなうのは本当に根気のいる作業で、わたしはスマホ片手にながら美容で、くらいでないと続けられませんでした。
まだ機械が勝手に動いてくれるならいいのですが、自分で時間をかけてやるには、よほど目的がしっかりしていないとなと思いました。
短時間のトリートメントは気になる部位を集中的におこなうでもOKなようなので、がんばって全顔やらなくても平気だとは思います!
(わたしは気になるほうれい線周辺を狙ってやっていました。)
最適な結果を得るには、使用開始から1ヶ月半~2ヶ月の間は週2~3回の目安で使用することがおすすめされています。
2ヶ月目以降は、月2~4回、または必要に応じて使用するのがいいようです。
使用後のお手入れ
トリートメント後は肌についたジェルを洗い流します。
拭き取りだけも試してみましたが、ベタベタが残りすぎるの洗い流さないとダメでした。
首までトリートメントする場合は、ぬれてびしょびしょになるので、いっそお風呂で流してしまった方が早いです。
そのまま肌になじませるだけならラクなのですが、粘度のあるジェルですし、しっかり落とさないといけないのは面倒ではあります。
そして顔を洗うときにいつも気になるのですが、ジェルが唇につくと何だかカピカピした感じがします。
唇はトリートメントがNGの箇所なので、トリートメント中は気にならないのですが、洗うときに唇にジェルが触れると変な感触になって、これがちょっと不快なのです。
しっかりと洗い流せばカピカピ感もなくなり、問題はないのですが、少し残念なポイントではあります。
↑お目汚し写真で申し訳ないのですが、使用後はヘッドもベタベタになります。
湿ったやわらかい布やペーパータオルで拭くのですが、電極同士のすき間がせまく、ミゾの周りのジェルをきれいに拭き取るのは結構大変でした。
本体のお手入れはもう少し簡単にできたらいいなと思います。
STOP Vのメリットとデメリット
メリット(使ってみて良いと思ったところ)
- トライポーラ方式 RFモードの温かさがすごい
- DMAモードで表情筋トレーニングにも対応
- 本格的なおうちエステができる
RF技術を搭載した美容器は他にも使ったことがありますが、顔がほかほかするほど強い温かさを感じたRFはSTOP Vが初めてでした。
価格は高いですが、本格的なおうちエステを継続していきたい人にはぴったりな1台だと思います。
デメリット(イマイチだと思ったところ)
- DMAの微電流は人を選ぶ痛さ
- トリートメントは意外と根気のいる作業
- 専用ジェルが必須で後処理もちょっと面倒
DMAモードが搭載されていることがSTOP Vの強みではあるのですが、実際、人を選ぶ痛さで苦手な人もいるかもしれません。
それほどパワーがあるのはいいことではありますが、セルフエステである以上、続けられなければ意味はないと思うので、難しいところではあります。
ラクしてきれいになりたい派のわたしにとって、丁寧に時間をかけておこなうトリートメントは根気のいる作業でした^ ^;
ジェルは必須で洗い流しも必要なので、しっかり手間をかけてきれいになっていきたい「本気」の女性向けの美顔器だと思います。
まとめ
トライポーラ『STOP V』は、
- RF(ラジオ波)+DMA(表情筋トレーニング)の両方を搭載
- トライポーラ式RFは熱いレベルにパワフル
- DMAは痛いレベルにパワフル
- 専用ジェルが必須
といった、本格派な家庭用美顔器でした。
使用手順は決して「簡単」とは言い切れませんが、そのぶんエステサロンでやってもらうように、時間をかけた本格的なケアがおうちでできると思います。
エイジングケアに今までの化粧品だけじゃ物足りない方や、より丁寧に肌に向き合って、美活に取り組んでいきたい方におすすめです。
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